麻の栽培方法には、さまざまな農法がございます。 まず、一般的に知られているのが、グリーンハウス栽培です。 日本では「グリーンハウス」や「ビニールハウス」としてよく耳にされるかもしれません。これらの施設は、半透明な強化ガラスやビニール素材のテント状の構造で、主にイチゴなどの作物の栽培に用いられます。しかしながら、これらはタイの麻業界では「外栽培」と呼ばれ、品質は中程度にとどまります。医療用途には適しておらず、完全に密閉された環境ではありません。 一方、完全に屋外で行う栽培方法は「外栽培」として知られ、天候に左右され、他の農地からの農薬散布被害や害虫の被害を受けやすく、品質の一貫性が保たれません。これらの要因から、品質にバラつきが生じるため、これを「ローグレード」と評価します。このため、数ヶ月にわたる労力をかけても、品質や香りに不安定性があるため、高い価値での取引は難しく、医療用途には適しません。CBDの「メディカルグレード」とは何か?これは、屋内で栽培され、特に完全密閉された建物内で生産される麻を指します。完全に密閉された環境で太陽光線や雨水が直接影響を及ぼすことがなく、植物工場のように高度な設備と運用が求められます。この厳格な作業を可能にするのが当社の管理体制です。「メディカルグレード」において、以下のような対策が欠かせません。 外部からの異物の侵入を防ぐ 内部からの異物の発生を防ぐ これらの対策は、施設と運用の両面で徹底的に行われております。日本の建築基準に従って建設され、日本の経営慣行に則って運営される弊社のグループ企業SIAM REIWA (2020) CO., LTD. (以下、SRT)の工場では、以下のような対策が施されています。施設面では床:特殊なエポキシ塗料で覆われ、水や薬品、溶剤に耐性があり、埃が付着せず、清掃が容易です。また、湿気を防ぐための特殊な膜も使用されています。壁天井:断熱不燃パネルで覆われ、外部からの空気の侵入を防ぎ、エネルギーの無駄を抑えます。また、錆びにくく、耐水性があり、衛生管理に貢献します。換気:特殊なフィルターを備え、PM2.5粒子の侵入を防ぎます。運用面ではデジタル管理を使用して工場入口のセキュリティを向上させ、問題が発生した際に迅速な対応が行えます。 作業者には清潔度に関するトレーニングと衛生指導を実施し、私物の持ち込みを制限します。 定期的な保健省の検査を受け、製品の安全性、労働安全、衛生規制を確保します。CBDの「メディカルグレード」の麻を製造するために、以下のような取り組みを行っております厳格な品質基準の設定:製品の仕様、性能、安全性、効能に関する厳格な基準を設定します。 品質管理プロセスの確立:製品の設計、製造、テスト、検査、保管、配送などの各段階の管理を徹底的に行います。 これらの取り組みの結果、SRTは2021年11月にタイ保健省から「アドバンステクノロジー賞」を受賞し、2023年6月には非常に稀なGAP(Good Agricultural Practices)を取得しました。GAP認証は、農業における卓越した運営方法のモデルとなるもので、食品の品質と安全性向上、環境負荷の最小化、労働者の健康と労働条件の保護を目指しています。私たちはこれらの取り組みにより、皆様に安心と安全を提供できることを誇りに思っております。サイアムレイワはタイ王国における以下、ライセンスを取得済販売ライセンス タイ保健省認可 Bor-3-102/2566栽培ライセンス タイ保健省認可 Bor 2/2564 (P)種輸入ライセンス タイ保健省認可 103001512564種販売ライセンス タイ農業・協同組合省 1014282000112560